2:30
ヌルっ、と温水が膣を流れる感覚で目が覚めました。
破水だ!!!
とすぐにわかりました。
DVDを見ながらリビングで寝落ちしていた夫を
「破水したっ病院行く!」
と起こすと、うまく状況が掴めなかったのか、最初は慌ててましたが、私が病院に連絡している間に頭がさえて、入院の準備をしてくれました。
この時、猛烈にトイレに行きたかったのですが、トイレして良いのかわからず、病院まで車で20分ほどですし、耐えることに。
(病院行ってすぐトイレ行きました。破水してても行ってOKだったようです)
車の中では、なるべく羊水が流れないように、後部座席に横になっていました。
3:00
病院に到着し、すぐに陣痛室へ。
リトマス試験紙のようなもので破水チェックしてもらいましたが、この時は何故か反応しませんでした。
産婦人科の先生の内診中にたくさん出てきたので、破水認定され、とにかく今日中には出産ということになりました。
ただ、問題なのが陣痛と子宮口です。
この時、陣痛の間隔は変わらず、子宮口も1.5cmのまま開いてませんでした。
「朝になるまで様子を見ましょう」と先生。
2日連続、この陣痛室で夜を明かすことになりました。
6:00
助産師さんの内診です。モニターをつけて、胎児心拍とお腹の張りを確認してくださいます。
いつもの流れなので慣れていたのですが……あれ??心拍がおかしい……。
いつもあんなに速いのに、張りがくるともっと速くなるのに、どうして今日は張りの最中、こんなにスピードが遅くなるんだろう……。
助産師さんも、何分もモニターをして、何度も何度も確認にきます。
そして、
「張りの時に心拍が落ちてる。もしかしたら、臍帯が首に絡まって、赤ちゃんが苦しいのかもしれない。」
臍帯……へその緒のことです。
へその緒が首に絡まって、張りのたびに赤ちゃんにストレスがかかってるとのこと。
昨日まではそんなことなかったのに、なんで今日に限って。
助産師さんが何人か集まって、やっぱりそうだね、と確認した後、産婦人科の先生がいらっしゃって、内診してくださいました。
「んー、まめさん。子宮口、全然開いてないのね。そして、子宮口を開くための有効な陣痛もきてない状態なの。
だから、これから陣痛促進剤を打って、有効な陣痛をつけて、子宮口が開けば経膣分娩、それまでに赤ちゃんの心拍がこれ以上落ちるようなら、帝王切開で赤ちゃん出してあげましょう。
まめさんとご主人、帝王切開術と陣痛促進剤投与の同意書を準備するので、それにサインしてください。」
張りのたびにゆっくりになるこの子の心拍が恐ろしい。
なんでも良いので、どうか無事に産ませてください。
その3に続きます。
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